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お役立ち情報 契約書作成

第5回 契約書の役割とは?メリットとトラブル防止の効果

はじめに

「口約束でも契約は成立する」というお話を前回しました。
では、わざわざ契約書を作る必要はあるのでしょうか?
答えは 「契約書があることで安心と信頼を確保できる」 です。今回は契約書の役割とメリットを解説します。

契約書の基本的な役割

契約書には大きく3つの役割があります。

  1. 合意内容の確認
     「何を・いくらで・いつまでに」など、双方が合意した内容を明文化し、誤解を防ぎます。
  2. トラブル防止
     口約束では「言った・言わない」で揉めがちですが、契約書があれば合意の内容が明確になります。
  3. 証拠の確保
     万が一裁判になったとき、契約書は強力な証拠になります。

契約書を作るメリット

1. 認識のずれを防ぐ

契約内容を文字にすることで、当事者間の理解の違いを事前に発見できます。

2. 紛争時に有利に働く

「契約書に書いてあること」を示すことで、裁判や交渉で立場を強められます。

3. 信頼関係の証になる

契約書を取り交わすこと自体が「誠実な取引をする意思」の証拠になります。

実務での事例

工事代金の支払いトラブル
 契約書に「代金は工事完了後30日以内に支払う」と明記してあれば、支払い遅延への対応がスムーズ。

賃貸借契約の更新問題
 口頭で「2年契約」と伝えていたが、借主は「自動更新」と思っていた → 契約書があれば明確にできる。

業務委託契約の成果物の範囲
 契約書に納品物の仕様を定めておけば「ここまでやる・やらない」がはっきりする。

行政書士からのアドバイス

契約書は「相手を信用していないから作るもの」ではありません。
むしろ、相手を信頼しているからこそ、将来の誤解やトラブルを防ぐために作るものです。

  • 金額の大きい契約
  • 継続的な取引
  • 不特定多数と関わるビジネス

こうした場合は必ず契約書を作ることをおすすめします。

まとめ

・契約書は「合意の確認・トラブル防止・証拠確保」の3つの役割がある

・書面化することで信頼関係が強まり、紛争リスクが大幅に減る

・大きな契約・継続取引では契約書は必須

・トラブルになってしまいそうな場合は、お知り合いの弁護士や、
日本司法支援センター 法テラス」へ相談する

次回予告

契約書作成に関するこれまでの記事はこちらをご覧ください。

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次回は 「契約の種類一覧|有償・無償、双務・片務契約の違いをわかりやすく」 をテーマに、契約の基本的な分類を整理して解説します。

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